【雑記ブログ】

日々学んだことを書き記しています。

「よい聴き手」になりたい 〔パターン2〕

職場からの同僚Aさんから仕事の悩みを打ち明けられたときの対応。その対応が適切がどうか。「メンタルヘルス・マネジメント検定」試験問題を参考にしています。

 

 

〔パターン2〕

Aさんよりも、もっと深刻な状況にある別の同僚を知ってました。その人がどんなに頑張っているかを話してAさんを励ましました。

そうそう、これ効果ありますよね。だって、自分が悩んでいることよりもっと酷い話なんか聞くと「な~んだ、その人に比べれば自分の悩みなんて大したことないじゃん」って、急に気持ちが軽くなったりします。だから正解は、、

 

(解答)

誤り。他の人との比較で励ますよりも、Aさんの気持ちに共感することが必要である。

げ!マジで。やっちゃいけないの!?

 

私はちょっと時間をかけて、このことについて考えてみました。なんでいけないんだろう。。

 

なるほど。この方法って、自分自身でやる分には効果があるんです。自分が落ち込んでいるとき、さらに不幸な人の話を読んだり聞いたりして、気持ちが軽くなったことって皆さんもあるでしょう?だから、これは効果ありとして他人に対してもやっちゃうんですね。

 

でも、これって結局相手に考えを強要しているのかもしれません。「君の悩みなんて大したことないって」と言っているのと同じなんではないでしょうか。これでは、相手からしたらせっかく悩みを打ち明けたのに、軽く扱われたと感じてしまうのではないでしょうか。

 

そんなことを考えていたら、自分も身近な人から同じことやられていたことを思い出しました。私が悩みを打ち明けたとき、「いやいや、もっと凄いのおれは知っているよ」みたいな。そう言われて、そのときの私は喜んだでしょうか。気持ちが楽になったでしょうか。

否!不快感しかありませんでしたよ。

 

そして、自分も過去に同じことをやっていたことを思い出しました。相手の話を一応最後まで聴くんです。でも相談者が話し終わるや否や、「でもね、こんな話(=もっと不幸な話)があってね、、」なんてことをやってたました。

相手が悩みに打ちひしがれ、自分の前に弱く従順な状態でいることをいいことに、私は乱暴なことをしていました。

 

ああ、恥ずかしい。なんてみっともないことを。そして相手にはなんて可哀そうなことを。

 

 

2021年11月6日土曜    午前0時半