「よい聴き手」になりたい 〔パターン1〕
「メンタルヘルス・マネジメント検定」の過去問を参考にしております。
同僚Aさんから仕事での悩みを相談されたときの適切な対応。まずは一つ目のパターン。
〔パターン1〕
Aさんは、疲れているように見えました。なので、話を聞くよりも、まずは休養をとることを勧めました。
「うん、そうなんだ。とにかく休んだら~?」といった感じでしょうか。良さそうな気がしますが。だって、疲れている状態では思考力が低下しているから、先ずは休むことを勧めるのは悪いことではないでしょう。正解は、、
(解答)
誤り。まずはAさんの話をよく聴き、その後にアドバイスをすることが望ましい。
あ、そっかあ、そうですよね。まずは相手の話をよく聴いてあげるのが大事なんですよね。話を聴いてもらいたいのに「休んだら~?」では、相手をガッカリさせてしまうかも。これって、Aさんに優しそうな言葉がけをしているようで、相手からしたら冷たくあしらわれた印象を受けてしまうかもしれません。でも、なんかやってしまいそうです。気をつけないと。
これを言うとしたら、しっかり相手の話を最後まで聴いてからのが良いのではないでしょうか。全部話の内容を聴いてあげて、それで別れ際かなんかに「でもさあ、Aさん疲れているんだよ~」と添えてあげる分には悪い気はしないのですがどうでしょう。その悩みの原因は「疲れ」にあって本人の資質や人間性などとは関係ないよ、という気持ちで。
では次へ。
(つづく)
2021年11月6日土曜 午前6時半